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現状では供給過剰の問題点が浮き彫りに

不動産は土地と建物を指しますが、日本の現状では供給過剰ともいわれています。
その供給過剰の問題点の1つが空き家の増加となっています。
その空き家の増加が発生する大きな理由の1つが、建物を解体すると土地に対する固定資産税が3から6倍に増えるから放置しているともいわれます。
そのため建物を解体しても固定資産税価格が上がらないようにするための対策が要求されます。
さらに放置されている別の原因は売れない利便性の悪い土地の処理問題です。
現状では相続放棄ができませんが、これは一定の手数料を払えば相続放棄できるようなルール改正の検討が行われています。
しかしそれらの問題点を解消したとしても空き土地の問題はクリアされません。
というのは日本人は新築が好きなのですが、中古の土地に新築の住宅を建造するよりも田畑を造成して作られた新規の土地に新規の建物を建造することを行政自らが奨励しているからです。
結果的に人口が減り始めているのに、住宅用土地は増え続けるので供給過剰となってしまいます。
これに対して欧州などでは簡単に住宅用土地を新規造成取得できないようになっています。
地震があまりない地域が多いので一概には言えませんが、中古の住宅を何度もリフォームして使用することで、土地も建物も中古であるにも関わらず値下がりしにくいように出来上がっています。

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